「セカイヒョウジュン」なるDVDの話題をもう少し続けます。
ジャパンライムという所から発売されるようです。
PR映像には、より内容に迫るものがいくつかありました。
少しずつ触れていこうと思います。
このDVDの内容の特徴は、「ハウツー」とか「勝つ方法」というより、
「模索していくべき"考え方"」についてサゼスチョンされている点です。
しかもその「考え方」というのは、
スキル習得や戦術面、さらには指導のアプローチに至るまで、
幅広い内容になっているようです。
今回記事にしたのは、
選手の思考力・・・思考・判断・決断の力をどのように位置づけ、
その大切さと指導や育成の方向性に提言があるようです。
パッと見、一見すると何だか適当にバレーで遊んでいて、
「練習」としてはゆるーい感じをする人もいるかもしれません。
ですが、その違和感にこそ私たちが課題意識を持たねばならない
ポイントがあるのかもしれません。
選手はロボットではありません。
プレーやゲームの主体であり、主役です。
しかし、ともすると指導者は、あたかもロボットやラジコンを操作するかのような
思考になっていはいないでしょうか?
「指導」「指示」が「命令」化し、
「指導」「指示」によって、選手の考える余地をなくし、
結果、選手は言われたことしかできない状態になってはいないか、
そういった点に迫る内容が、今回の動画にあると思います。
また、指導現場ではよく選手に向かって「考えろ!」と
大きな声で指導する場面も見受けられますが、
「何を」考えるのか、「どのように」考えるか、
そういったものが学習されていない、思考が真っ白な選手に対し、
「考えろ」と言われても、材料もツールもないわけですから、
本末転倒になってしまいます。
このように、私たちの身の回りで繰り広げられている
指導現場の光景が、ちょっと違和感をもって見えることも
出てくるんじゃないかと思います。
DVDの情報を見るに、
選手のスキルが飛躍的に向上したり、チームが試合で勝てるか、
といった視点で考えるとどうかな?という部分があります。
でも伝達される趣旨は、そうではないところにあると、
個人的には解釈、理解しているところです。
みなさんはどうお考えですか?
できれば、こういったことを材料に、
北海道や北海道の外で集まって、議論したいなと思ったりしています。
(2014年)
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