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2021年1月2日土曜日

Have a great new year 2021 Volleyball ! (希望と夢の1年に)

I wish you a Happy New Year.
I look forward to your continued good will in the coming year.

2021年

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

単なるカレンダーの中の1日と考えれば、他と変わらず普通に時間が流れていくもの。
しかし、やっぱり新しい1年の始まり、ニューイヤーの幕開けと思うと
ワクワク感や決意を新たにする気持ちが高まってくるものですね。

2021年のバレーボールはどんなドラマやハイライトが待っているのでしょうか?

そして、今年こそ「東京パラリンピック・オリンピック」は開催されるのでしょうか?
まだまだ大変な世界、世の中ではありますが、
やはり私たちの自国、日本でオリンピックが開催されることは楽しみですよね。


今なお終息が見えないコロナ。
バレーボールにおいてもいろんな当たり前が奪われ、不自由を感じることも多かったかもしれません。
しかし、昨年2020年では、オンラインでのコミュニケーションが一気に広がりを見せ、SNSにはないリアルな交流、そしてディスカッションの機会を得ることができるようになったと思います。
 SNSなどでの、文字だけでのディスカッションにも一長一短があり
 ZOOMなどでの、オンラインのフェイスtoフェイスにディスカッションもまたしかり。
しかし、いずれにしても大事なのは、互いを尊重しての安心してものが言える土壌が保障されていることではないかなと思います。

 プレーヤー経験だけではわからない、バレーボールの技術構造や動作原理を科学的に検証してくださっている方々たくさんいます。しかもその情報は無料でネット上で探すことができます。逆に、今はVリーグや代表クラスで活躍している方その経験のある方ともつながることができ、見ているだけでは分からない、コンマ何秒の感覚など生の意見をうかがうことができます。


しかしながら、
そこで改めて何か抱いた違和感みたいなものがあったわけです。

みなさんとの出会いはもちろんバレーボールを通してなわけですが、
そして実際バレーボールを通してみんな友達の輪を広げることができているのですが、
それでも何か、モヤっとするものを感じる時があるわけです。

でも、それが何かを、うまく的確に言語化できません。
コロナ、東京オリンピックの開催、オンラインでの交流・・・
昨年2020年の人々のいろんな声を見聞きしたとき、
何か、バラバラした感じ、みんなで1つものをシェアしている高揚感
みたいなものがあまり感じられない、ちょっとした寂しさみたいなものが
いつも私には残るのです。
ポエムみたいになってすみません。

そんなこんなではありますが、
とにかく2021年の幕開けにあたり、
今年も私はバレーボールを応援したいし、
みなさんとともにその醍醐味を追いたいです。

バレーボールは、世界の中では、5億人もの人々がプレーをする、
世界の中でも、競技人口が多いスポーツです。
海外で行われているリーグや国際大会の会場は、
多くのサポーターで埋まります。
残念ながら日本国内ではマイナー化に寂しさを感じている人も少なくないかもしれませんが、

それでも「世界」に目を向けたら、私たちバレーボールを愛する仲間はたくさんいます。決してマイナーではない、多くの仲間とバレーボールというものでつながり、興奮や感動をシェアできる可能性やチャンスを持てているわけです。


新年2021年の幕開け
当ブログも引き続き継続させていただきます(勝手にですが)。
少しでもバレーボールやバレーボールに携わるみなさんの
お役に立ちたいもんです。

そこで、先ほど書いた「バラバラした感じの寂しさ」というものを
考えるわけです。

私は、それが

「世界」、「世界とのつながり」、「世界への意識」

に関係があるのではないかと思っています。

みんなバレーボールに対していろんな楽しみ方や思い入れがあります。
トップのプレーやには、個人個人で、独特のプレー感性があったり、
コーチ(指導者)にも、いろんな理論を言う人がいます。
観るファンも、プレーなのか、選手個人の表情だとか、チームだとか様々です。

そんな皆さんと昨年、いやそれ以前からコミュニケーションをとる中で、
「日本のバレーボールが世界の中で活躍する」
「日本代表が世界の頂点をめざし戦えている」
「日本人選手が世界の中で活躍している」
そういったことを望まない人はいないわけです。
しかし、いろんなテーマでの話題におよんだとき、
その多くが、自分の感覚や理論、思い入れの主張に終始しがちになる。
バレーボールでつながっているはずが、いつの間にか自己の主張とその可否の判定に流れていってしまう。

これが、私の思う「バラバラ感」・「寂しさ」だと思います。

ですから、2021年、私が掲げるテーマは

「世界を見据えた日本のバレー」
「日本代表の活躍を後押しするみんなの力」
「世界と日本を結びつけるためのアンダーカテゴリー」

この3つを自分なりのテーマとして、活動や執筆をしていきたいです。

特に、日本のバレーボールの「アンダーカテゴリー」の指導内容や指導方法、育成のビジョンなどをアップデートさせる方向に影響を与えたいと思うわけです。

みんな一人一人、バレーボールの楽しみ方や見方、思い入れは違って当然。
でもみんな、日本代表がオリンピックでメダルを獲ることを願い、それがこの上ない感動と興奮となり喜びとなるのも当然。
だったら、やるべきことは、一人一人のバラバラな意見を出し合うだけでなく、
そこから、世界のバレーボールと果敢に渡り合える日本のバレーボールをみんなで「はぐくむ」(育む)ことが重要です。
特にこの10年間では、日本のバレーボールのトップのプレーや戦術が少しずつアップデートされてきました。そして海外でプレーする日本人も増えてきました。ファンの中にもイタリアを中心としたヨーロッパなど海外のバレー観戦を楽しむ人も増えてきました。
最もアップデートが遅れてるのは、小中高校バレーの「アンダーカテゴリ」なんです。
そしてそれはなぜかというと、「世界への意識」がないからです。
世界への意識がないから、グローバルスタンダートから逸れた日本型バレー指導が染みついています。型の文化、礼儀の文化、和の精神からくる統率、年功序列と上意下達・・・。そこから非科学的な技術論や戦術論が受け継がれてしまっています。

それらを変えたい。
バレーボールはハラハラドキドキのエキサイト感があり
選手サポーター一体となって喜びと興奮を味わうことができる。
ワンプレーワンプレー、1点1点ごとに喜びと感動を表現できる。
他の競技にはない、喜びと感動を表現できる素晴らしいスポーツです。

みんなで世界にあこがれをもちながら、日本代表を応援したい。
みんなが世界を堂々と目指し、いろんなチャレンジができるようにしたい。
海外でプレー、海外で観戦、グローバルスタンダードを学んで指導する・・・
そういう「みんなで世界を」というもので、
バラバラ感やさみしさが克服されるはずです。
そのための東京パラリンピック・オリンピックになるのではないでしょうか?

2021年がみなさまにとって、そして日本のバレーボールの革命にとって
実りある1年になることを願います。

今年もどうかよろしくお願いいたします。

※月1回ペースで記事更新とTETSUミーティングを開催します。


(2021年)

2020年12月31日木曜日

ありがとう2020、ありがとうHykyuu!!!(ハイキュー!!)

コロナにはじまりコロナで終わりそうな
コロナに振り回された今年2020年
バレーボールを愛するみなさんにとりましては
どんな1年になったでしょうか?

そんな今年2020年
本来は東京オリンピックが開催される
レジェンドイヤーになるところだったのに残念でした。
私は、バレーボールの話題でいえば
マンガ「ハイキュー!!」の大活躍を挙げたいわけたいです。

古舘春一さんによる累計発行部数5000万部を突破した
バレーボール漫画「ハイキュー!!」の最終巻となる
第45巻(挑戦者たち)が2020年11月4日発売されました。
烏野高校バレーボール部で出会った日向翔陽(ひなたしょうよう)と影山飛雄(かげやまとびお)を中心にに、高校バレーに青春を懸ける高校生たちの姿を描き出したマンガとなっています。

サッカーでいえば「キャプテン翼」が現代でも代名詞だし、
近年ではバスケットボール「スラムダンク」に心を震わせた人も多い。
マンガじゃないけど、ラグビー日本代表への注目もすごかったし・・・

そんな中、ずっと低迷しているいわれてきた日本のバレーボールの中にあって、このマンガの登場に幸せな気持ちになった人がどれだけ多くいることか。そして、描き方のいろんな要素によって、バレーボール愛好家やプレーヤー以外のハートもがっちり掴んだところも偉業だと思っています。感謝カンゲキ雨あられな思いです。


さて、最終巻になって「しまった」のにあたり、
これまでたくさんの喜びと感動を与えてくれたこの「ハイキュー!!」
このブログでもみなさんにお伝えするまでもなく、
多くの方が、その魅力を伝えて下さっているので、
リンクさせていただきました。みなさんありがとうございます!!

↓ ↓ ↓

徹底して「勝利」を描かないハイキュー!!は、何に挑戦していたのか


ハイキュー!!が色々と凄すぎるので、9つだけ魅力を語らせてほしい


有終の美を飾った『ハイキュー!!』 読者に示し続けた“挑戦する姿勢”の美しさ


ボールを繋げ!バレー漫画「ハイキュー!!」の面白さ徹底解説!


そこで、私も少しだけ独自の視点で書いてみようかなと思いました。

フィクションとリアルのコンビネーション

大リーグボール、魔送球、
スカイウィングシュート、タイガ―ショット・・・
一般的にマンガで描かれる事って、非現実的なことが多くて、スポーツマンガでも例えば自然科学を超越した必殺技みたいなものが登場したりするもんです。
 ですが、「ハイキュー!!」で描かれているバレーボールは、限りなくリアルなプレーやゲームの世界が描かれています。
 だから、バレーボールのプレー経験がある愛好家も、観戦ファンも、みんなすごく感情移入がしやすいんですね。

けっこうリアルにバレーボールの勉強になるよ

「ハイキュー!!」で描かれているプレーやゲーム(試合)に関する、用語みたいなものは、リアルなバレーボールのプレーで用いられているもの、もっと言えば日本のバレーボールにおける知識をアップデートした最新のものを実は取り入れています。
そして、ただ言葉を用いているだけではなく、もちろんその用語を用いるに至ったプレーや戦術の意味や考え方も、「ハイキュー!!」の中でしっかり描かれていると思います。
だから、「ハイキュー!!」は、純粋なマンガやアニメとしてもめっちゃ面白いと同時に、バレーボール、特に現代のバレーボールの今を理解する入門にもなると思います。バレーボールの勉強だと思って、もう一度読み直すのもオススメです! 

バレーボール関係者よく観るべし

 さあバレーボール関係者のみなさん(指導者や組織人やトップ選手)・・・「ハイキュー!!」は、日本バレーボールへのエール(チクリと提言)を投げかけていると思います。
 個性豊かないろんなチーム、選手、指導者が登場していきます。その中には、日本のバレーボールの伝統的なものから、これからの新しい時代に合わせて変わっていかねばならない方向性が読み取れます。
 技術論、指導論、戦術論・・・そして部活チームの在り方、選手の主体性や創意工夫の姿、試行錯誤や考えることの大切さ・・・。私は、「ハイキュー!!」は、今の日本のバレーボールのいろんな現実に、たくさんの示唆、提案、または喝や問題提起をしていると思いますし、そのようなメッセージを読み取ることができる作品だと思っています。 

みんなが主役、バレーボールに終わりはないよ

勝利完結、勧善懲悪、ハッピーエンド・・・よくあるような主人公のサクセスストーリーというひとくくりにはできない、いろんな味わい方ができると思っていて、観る人によって主人公が違ってくると言うか、「ハイキュー!!」というマンガで楽しむ人もいれば、バレーボールという競技で楽しむ人もいれば、選手目線、コーチ(指導者)目線・・・いろんなドラマがあると思います。
 そして、誰かが悪者であったり、誰かが傷つくようなことのない、ストーリーの清々しさみたいなものが感じられて、バレーボールを通して、多くの人がいろんな形での共感が得られたのではないかと感じています。私は個人的には、白鳥沢学園監督の鷲匠先生のストーリーがしみじみできて好きです^^
 私は、特に日本のアンダーカテゴリ(小中高校生のバレーボール)へ示す希望であってほしいです。
 


かつて野球では大谷翔平選手の活躍が「リアル・マンガ」だと言われましたね。
今、日本のバレーボールでは西田選手あたりがリアル「ハイキュー!!」といったところでしょうかね?
これからも、日本のバレーボールが多くの人に注目され応援されることを願いたいです。

とにもかくにも「ハイキュー!!」には感謝してもしきれない。
12月に発売された画集もゲットしてしまいました。もちろん全巻買っております。


そんなこんなの2020年もまもなく終わります。
2021年もみなさんとともにバレーボールを盛り上げたいです。
(東京五輪はどうなるのか??)
そして特に、日本の子どもたちに希望を与えたいです。
良いお年を!


(2020年)

2020年4月4日土曜日

ポーランドへ行ってみた④

2020年2月のポーランド訪問記③

 今回の滞在の仕上げはポーランドのプロリーグ、プルス・リーガの試合観戦。
 スケジュールの関係で滞在先のワルシャワでの試合はなく、この日は首都ワルシャワからバスで2時間弱走ったところにある、地方都市ラドムでの試合。ホームとなるラドムの対戦相手にリーグ首位でアナスタシ監督率いるワルシャワの対戦でした。

 自分なりの滞在のストーリーは、アンダーカテゴリのチームの練習→U18強化の現場の練習→そしてシニアのトップチームの試合・・・という流れで見学することができる中で、何か系統性や取組の方向性を見出せたらと思っていました。
 ポーランドでは、サッカー、バレーボール、スキージャンプの3つが国民的人気スポーツだとか。その中でやはりサッカーの人気が強く、国内の大きい都市にサッカークラブのホーム、バレーボールクラブはサッカーに比べ地方にある比較的小中規模の都市をホームにしてある種の共存を図っているとか。実際、今回行けたラドムという都市も、かつて州の統合以前は州都で栄えていたそうですが、現在は州統合の影響もあり少しさみしい地方都市となっていました。アリーナも日本の小さな町村でも珍しくない普通の体育館でした。ですが、試合は地元ファンを含め、ほぼ満員状態。熱気あふれるサポーターの応援がありました。



(ヨーロッパの街並みを味わいながら少し散策)

さて、試合観戦。やはり老若男女、幅広い年齢層の人々が試合観戦をしていました。
小さなアリーナとはいえ、地方都市での試合でこれくらいお客さんが入るというのは、日本国内のリーグでもそうそうないんじゃないかなと思います。人々は、オラが地元のチームの応援を楽しみにしている空気を感じます。


この日の試合は、①25-19、➁22-25、③25-21、④25-23でセットカウント3-1で、ホームのラドムが勝利。しかも、もつれた展開が多い接戦の中、アウェーのワルシャワの方がリードすることが多い中、ホームチームのラドムが我慢の展開の中から、粘っての逆転勝利。ホームのお客さんも大喜びで、私も近くのおじさんやおばさんとハイタッチやハグを求められちゃいました。
ここでの応援の熱気はなかなか日本では味わえない空気。日本もこうなってほしいなと願うばかりです。


 注目していたゲーム内容ですが、戦い方でいうと、オリジナリティーの対決というかチーム独自の戦術対別の戦術というよりも、双方とも戦い方はどっぷり四つ。というのもブロックシステムも、攻撃のオプションも両チームともむしろ標準化されたものを駆使して、それをいかに組み合わせ発揮させるかの戦いに見えました。
 そして、育成年代の練習で見てきたようなものの延長上、完成形とも言えるようなもので試合が戦われていました。おそらくトップから系統的にアンダーカテゴリに育成や強化策が下ろされているのではないかと推察されます。


 日本では、何とか先生の何とか理論とか、何とか高校何とか大学の何だかシステムと揶揄されることが多いですが、ポーランドに来て見た限りにおいては、そんな極端なゲームやプレーのスタイルはみられないように思います。もちろんここで見られたゲームの内容や駆使されているスタイルは、国際大会でも見られる、今の世界で取り入れられているものを自然に行っている印象です。
 今回は、時間に余裕がなく、短期の滞在でしたが、日本との比較において海外の試合、練習や育成の現場を観ることは大変有意義な財産となります。


(2020年)

2020年2月23日日曜日

ポーランドに行ってみた①

2020年2月。
わずかな日程ではありましたが、ポーランドに行く機会がありました。
その数か月前にバレーボールを介して知り合った知人から、年明け新年早々に連絡があり、ポーランドに行くから一緒にどうか?とのお誘いを受け、時間もお金もなく迷った末、こんな機会も滅多にないだろうと、勢いで行くことを決断。しかし、海外に行くことに慣れていることもあろうはずがなく、不安だらけの旅となりました。


 私がずっと抱いていた夢の1つに、バレーボールを学ぶことを目的に旅をするということがありました。これまで、日本国内はそれなりにバレーボールのおかげで旅をさせてもらえたので、いつかは異国の地を訪ねてみたい・・・。しかし自分のキャリアには実績も地位もコネクションもないので、あきらめみたいなものもあったのは事実で、自分みたいなのが海外だの、外国だの言うのは・・・という引け目もあったのですが、そんなことははかったです。行ってよかったです。



(ポーランド・アソシエーションのオフィス外観)

(ポーランド・アソシエーションのロビー)

 ポーランドは、今バレーボールの強豪国として注目されており、古くは1970年代に、当時の日本と並んで世界の男子バレーのトップにあり、2010年代になってから再び世界のトップに立ちだしています。個人的には、男子バレーでは日本と同じような歩み・・・つまりは70年代に一度栄光をつかんで以来、約30年以上は他国の背中を追う中、ポーランドは日本を尻目に世界のトップに返り咲いたことに関心がありました。そしてその要因には、外からは見えない強化や育成の仕組みがあるのではないかと考えていました。
 今回の旅は、日本人の知人以外に、ポーランド・アソシエーションのスタッフの方にも現地コーディネートで多大な協力を得て、育成年代からトップカテゴリの様子までを見ることができました。


(ポーランドのプロリーグ「Plus・Liga」の試合 ラドムVSワルシャワ)

 観光はほとんど設定せず、隙間の時間で、宿泊していたワルシャワを散策。旧市街を観たり、おいしいグルメや買い物ができました。ポーランドの食事は、日本人にはとても合うんじゃないかと思います。どれも美味しかったです。










それでは、ポーランドのバレーボール視察記の詳細は、また別の記事にてご報告します。


(2020年)

2019年11月4日月曜日

「バレーボール」の手前にある大事な物(ヴォレアス北海道)

2019/11/02~ バレーボール「Vリーグ」(DIVISION2)

 ヴォレアス北海道の開幕戦そしてホームゲームとなる試合を旭川に行って2日間観戦してきました。札幌からは高速道路を車で走らせること2時間くらいかかる距離です。
チーム設立までの変遷やチーム設立後の過程など、同じ北海道に居て知っていることもありましたが、直に眼にはしてこなかったので、思い切って行ってみようと思いました。
正直、いろんな意味で感服、感動することが多く、大いに楽しめる空間を過ごすことができました。
【公式】VOREAS HOKKAIDO(ヴォレアス北海道)OFFICIAL WEBSITE
https://voreas.co.jp/

ヴォレアス北海道公式ツイッター
https://twitter.com/voreas_official

 自分が勝手に観て思ったことなので、ひょっとしたらチーム関係者の思いや意図するところとは外れているかも知れませんが、今回の現地旭川でのヴォレアス北海道のホームゲームから感じたことを記録しておくことが、これからの日本のバレーボールにはいろいろ有益になるだろうと考えます。

「バレーボールの普及と発展」、「バレーボールファンの拡大」、「バレーボールの面白さを知ってもらう」・・・。そして、「くくり」、「ファン層」、「○○推し」、「○○ヲタ」・・・。
 そういったバレーボールに関する様々なテーマや、人々の区分などを超えた何かが、そういったものを超えた人々を巻き込んでいく工夫や努力がいろいろ北海道旭川のヴォレアス北海道にはあるんだと思いました。

 何といえばよいのか・・・思考の転換、発想の転換みたいなものを個人的には感じたのです。問題指向型アプローチなマネジメントではなく、目標指向型アプローチ的なマネジメントとでも言ったらよいのか。それとも減点法的プランではなく、加点加算的プランニングというか。
つまりは、日本のバレーボール界は、組織も各チームでも、これまでもそれなりに、競技人口の減少やファンの減少、競技成績の低迷などに危機感をもち、アクションを起こそうとはしたのです。しかしそれらの多くはことごとく頓挫してきています。その多くの事例は、あれは無理だの、これは合わないだの、お金がないだの、チャレンジをさせる間もなく、「できない理由」ばかりを論じてきたのが大きな要因の一つだと思っています。

 ファンが少ないから増やしたい、バレーボールへの関心が弱いから関心を高めたい・・・。そういった問題指向的なアプローチではなく、地域にバレーボールというものを広めようとする中で、まずはダイレクトにバレーボールにつながる効果を考える前に、バレーボールというものを「きっかけ」または「媒体」として、いろんな立場の人々を、一つの空間に集め、そして繋ぎとめる・・・。「バレーボールの手前にある」人々のつながりを模索する中で、バレーボールがそのシナプス(つなぎとめるもの)となって、結果、バレーボールという空間や世界を人々がシェアしていくという発想を感じ取れたわけです。どうやったらバレーボールやチームに関心を寄せてもらうか?の前に、バレーボールという空間で、「あんなこともできるのでは」、「こんなこともやってみたい」・・・そういうものの積み重ねの上に、結果的にバレーボールが人々によって盛り上げられる、目標指向的なアプローチによる発想や、「まずはやれることからやってやる」という加点加算的なチャレンジが、ホームゲーム会場の随所に見られたわけです。


会場のレイアウトは、チームカラーや選手を大々的に表現されていて、否応なしにホームゲームの雰囲気ができあがっています。


グッズも買いたくなるようなデザインに凝ったものが多く、生産側とのタイアップやコラボレーションも考えられていて、商業的にもwin-winの構築を模索しているように見えます。グッズ以外にも飲食店ブースもあって、バレーボールの試合を食べ飲みしながら楽しめるようになっています。これらの購入には、キャッシュレス化を取り入れており、かなり先進的なものを感じます。


子供たちの活躍も印象的です。ダンスとバレーボールを融合して、子供たちがダンスを通して、バレーボールの世界やヴォレアスというチームの魅力にも引き込んでいるのがわかりました。子供たちの活躍は、彼らを見守る多くの大人にも波及していきます。こうして気付けば子供から大人まで、商業関係者からスポーツ関係者までが、バレーボールの空間に集うようになっています。


DJ、MCの軽快なアナウンスは、しつこ過ぎず、しかもバレーボールや選手ファースト。あくまでもバレーボールの醍醐味を伝えるという基本線をはずさない演出が、安心してバレーボールの試合観戦を楽しめる雰囲気になっています。BGMも老若男女みんながカッコいいと思える曲をチョイスし、会場の一体感とホームの特別感を演出しています。
場内にはスクリーンが設置され、選手達が出演する観戦案内や、カッコいい選手紹介、そして試合の実況映像や、会場のファンを映し出す演出など、国際大会顔負けの演出がありました。



もちろん、チームの方も見どころ満載の魅力十分。
 研究心半端ないエドHCをはじめ、トルコや台湾から海外選手を招へいしているだけでなく、道産子選手の活躍も目覚ましい。
ここが個人的には一番感慨深くて、これまでの北海道のバレーボール界は、北の大地で育んだバレーボール選手たちが、結局最後は活躍の場が故郷にはなく、故郷を離れた所で選手生命を終えなければならない寂しさが、きっと選手本人にも、そしてバレーボール好きが多い北海道民にとってもずっとあったのだと思います。それを打ち破っているのが今見せているヴォレアスの活躍なのではないでしょうか?
 チームは、見事に開幕ホームゲーム2連勝。会場にいた多くの人々が歓喜に包まれていました。個人的には、若くして台湾からヴォレアスに入団した張育陞(チャン・ユー・シェン)選手を観たくて来ました。若さに溢れた躍動感ある動きと、キレのあるサーブやスパイクは目を引くものがりました。かつては日本代表で活躍した古田選手の得点力も健在で、こうやって北海道で、しかも地方都市で、いいものを観れるのはしあわせなことです。



 アイドルやタレントによる観客集めをしなくても、自分たちの創意工夫とともに、自分たちの手でつくり、自分たちの足をかせいで、しかも「バレーボールファースト」を外さず、地元の人々を巻き込むことで、これまで長年日本のバレーボール界が頓挫してきた壁を打ち破ろうとしているのではないでしょうか?現役選手やスタッフのみならず、元選手やOBも盛り上げ役になっているのも印象的でした。
 きっと、私には見えていない、様々な障害や厳しい展望とも戦いながら、マネジメントとプロデュースをしていると思いますが、これからもヴォレアス北海道の取組には注目したいものがありますし、日本のバレーボール界に様々なものを投げかけるインフルエンサーとなってもらいたいと期待しています。(上から目線すみません)

 北海道に住む者として最後に・・・私たち地方遠隔地にいる者としては、東京や名古屋、大坂などの大都市圏に行かないと得られないいろんなものにあこがれてきたことがたくさんあります。見たくても見れない、会いたくても会えない・・・。
 どうか、これからは、北海道外のみなさんが、バレーボールを求めて北海道に足を運んでもらえたら嬉しいです。


(2019年)

2019年7月30日火曜日

とってもすごいビッグニュース

 7月12日(金)から21日(日)までレオン、アグアスカリエンテス(メキシコ)で開催されていた『第20回女子U20(ジュニア)世界選手権大会』で、女子U20日本代表は、決勝戦でイタリアと対戦し、2セットダウンから逆転勝利を収め、世界一に輝きました!
 来年に迫った2020東京オリンピックを前に、日本のバレーボール界では喜ぶべきすごいニュースだと思います。


JVA(日本バレーボール協会)HPトピック

YAHOO!JAPANニュースより

朝日新聞デジタルより

olympic channel より

 U18となるユースよりも、よりシニア近いカテゴリのU20ジュニアでの世界一は、日本のバレーボールの近未来世代の活躍も期待できる明るい材料になるのではないでしょうか?

 ところが・・・テレビでも新聞でも「世界一」があまり大々的には取り上げられていません。今回活躍した選手たちは、高校生時代に「春高バレー」で活躍し注目された選手もいるだろうに、この報道のなさに残念な気持ちがしちゃいます。

 どうしても日本のバレーボールを話題にすると、課題や問題ばかりが話題になってしまいがちな中、U20が世界一をとったという偉業が達成されたことは、暗い話題を吹き飛ばすものになってもおかしくないと思います。
 しかし、世の中の注目度やメディアと日本のバレーボール界の距離感などにも、暗い影を落としているのでしょうか?
 人気低迷とかマイナー化という表現では済まされない大きな問題を抱えていると思います。日本バレーボール界は、組織を挙げてでもこの世界一の偉業を称え、これからの発展の起爆剤にするべく発信や取組をお願いしたいものです。

 選手のみなさん、スタッフのみなさん、本当におめでとうございます。


(2019年)

2018年10月7日日曜日

Volleyball Mtivation

This is volleyball.

バレーボールの醍醐味をみんなでシェアしたいです^^












(2018年)

2018年10月6日土曜日

女子バレーボールでのトータリティ(世界バレー2018)

FIVB volleyball women’s world championship 2018 Japan Sapporo

1次ラウンド PoolB 9/29~10/4 札幌 北海きたえーる

 世界バレー女子大会が、当地北海道札幌で開催され、東京や大阪から離れた日本の遠隔地にいて、なかなか国際大会を間近に観ることができない私たちにとって、大変貴重で有意義な経験となりました。今回の札幌大会では、イタリア、中国、トルコ、ブルガリア、カナダ、キューバによる1次リーグの試合となりました。

 何といっても世界ランク1位、郎平監督が率いる、シュテイやエンシンゲツといった名高い選手を擁する中国は注目大でした。
 イタリアはすべてのすべての選手の個人スキルが高い印象があり安定した試合運びをしていましたし、トルコも選手起用の妙があり試合展開の運び方が大変参考になります。ブルガリアはチームとして一戦一戦に対する目的が明確でしたし、カナダは組織的なバレーにトライしているようで、キューバは露骨に8年後を見据えた強化をしているのがわかりました。

 こうして数年に一度バレーボールの国際大会を会場で観ることができているのですが、テレビ中継だけでは感じることのできない、いろんな空気を感じることができます。
 やはり、それぞれのチームが、この大会、この一戦にどのような目的や意識を共有して臨んでいるのか、それが日本とは違うような気がします。
おそらく「戦略」という言葉があてはまるのでしょうか?
 もちろん、どの試合にも手を抜くとか負けて良いという感じはないのですが、試合ごとに同じチームでもチームの雰囲気や起用方法が違っていて、面白いなと思います。


 さて、今の世界の女子バレーボールを実際に観てみると、やはりサーブはどのチームも戦術化が進んでいて、しっかりとゾーンを狙ったサーブがほとんどでした。ジャンプサーブもどのチームでも見られました。
 攻撃面では、バックアタックは、まだ男子ほど頻度は多くないし、パイプ攻撃などようなテンポの攻めも少ないものの、旧来の消極的バックアタック・・・つまりフリーボールするよりはマシという意味合いのバックアタックではなく、より積極的にバックアタックを攻撃オプションにしているのもわかりました。


 「ブロック」では、中国やトルコなどが積極的に3枚ブロックを仕掛ける場面が見られ、少しずつ男子バレーの組織的な戦いに近づいているのが感じられます。
 しかし、一方で女子バレーではまだまだ、ゲームにおける「ブロック」の位置づけが、男子とは同じとは言えない印象です。それは、3枚ブロックをやったかどうかではなく、ミドルブロッカーの動きや、相手の中央攻撃に対するブロックの配置などをみていると、女子バレーにおいては、ブロックの戦術化をさらに整備していくことで、チーム力を高め他チームに差をつけることができるのかなと思います。ですから、日本代表女子も世界と戦えるヒントは、ブロックのスキルや戦術を強化していくことが、世界との溝を埋めることにつながるのではないかと思います。
 相手の中央からのクイックやバックアタックなどの攻撃に対して、ブロックが1枚になるチーム、または中央攻撃が絡んだ中からサイド攻撃に切り替わった時にミドルがブロックに行けないチーム・・・こういったチームは今や勝利をつかむのは難しいという印象です。
 確かに「リードブロック」というものを標準スキルとすることが大事だという議論になりますが、必ずしもリードブロックをやりさえすればいいというものではなく、そこはサーブ戦術とのリンクや、配置における対応力、相手の配球傾向の分析・・・など、様々なスキルや情報が必要になってくるような気がします。

 世界の女子バレーでは、ブロックの戦術化のさらなる向上、個人のブロックスキルの向上、そしてコート上6人の個人スキルがさらにオールラウンド性を求め攻撃オプションをより多く確保することができることが、世界の上位進出のカギになってくるんだと思いました。日本代表女子も、世界の上位に入り込む強化はできるんじゃないかと、感じます。


(2018年)

2018年5月14日月曜日

日本のビーチバレーすごいよ!(ワールドツアー2018)

ビーチバレーボールの日本勢が大活躍しています!

ビーチバレーボールワールドツアーで日本勢女子が表彰台独占 男子の高橋/石島組も優勝 (JVAホームページより)

 ビーチバレーボールは、現在ワールドツアーが行われており、日本からも選手が参戦しています。

 先ずはワールドツアーの概要ですが、ビーチバレーのワールドツアーはテニスに似ていて、トップを5スター、続いて4スター、3スター、2スター、1スター、といった感じになっています。
 4スターや5スターで一桁に入るとテニスでいうところの錦織選手のような感じといったところでしょうか?
 そこは、今の日本では村上・石井チームだけで、以前で言うと西堀・溝江チームが今の4スターに当たる大会で一桁順位を出しています。男子で言うと2回五輪に出場している朝日・白鳥チームが3スターで4位というのが過去最高順位みたいです。

2018年ワールドツアースケジュール
http://www.fivb.org/EN/BeachVolleyball/Calendar.asp

ワールドツアーのレギュレーション
http://www.fivb.org/EN/BeachVolleyball/Document/2018/2018_FIVB_BVB_Sports_Regulations_V1.9.16.04.2018.pdf




 そういった意味でいうと、今週、一番の成績を出したのはスイスの3スターで9位になった長谷川・二見チームなんだと思います!
 また、先週の溝江・橋本チームのプノンペン(カンボジア)2☆の銀メダル
 ルツェルン(スイス)で行われていた3☆の大会で、ワールドツアー参戦1年目で3☆の予選を突破した鈴木・村上チームの25位なども、素晴らしい活躍なんだと思います。

 今回の男子では、石島と高橋チームは第6シードからの優勝だったので凄いです!男子に関しては世界全体のレベルが上がってきているのと、女子に比べて強いチームが(特にヨーロッパに)多いので1スターとは言えレベルはかなり高いです!その中でワールドツアー参戦2年目の石島が優勝するのは快挙だと思います。



 このように、ビーチバレーで日本勢が力をつけてきた背景には、女子に関しては各チームに経験があるコーチがついていてチームとしてのビジョンやマネジメントがしっかりしていて、良い練習が出来ていることが大きいようです。そしてそのコーチたちがしっかり繋がっていて、各々のチームの現状報告や情報交換が出来ているのも要因として大きいようです。

 男子は何といっても石島と越川がビーチに来たことが大きいですね!ビーチでは新人ですが、とても意識が高い2人が来てくれたことで選手全体の意識が高くなってきているようです。

 今、長谷川・二見のコーチはイタリアやロシアのナショナルチームのコーチ経験もあるマルコというイタリア人コーチで、彼女たちの活動拠点もイタリアのローマです。溝江・橋本チームもこの冬にスポットでブラジル人コーチのレオンというコーチが付いていました。西村・越川も今はロサンゼルスを拠点としてマルシオというブラジル人コーチを付けています。

 テニスの様にカテゴリー分けされた世界大会が毎週開催されていて、そこに日本人選手たちが世界を転戦していること。そこで先ず下のカテゴリーですが結果を出し始めていてどんどん上のカテゴリーにステージを上げて頑張っている選手たちがいるという事、そして世界の国々と比べて日本には強いチームが数多く存在しているという事が、さらに活躍の背景になっているようです。

2018年ワールドツアースケジュール
http://www.fivb.org/EN/BeachVolleyball/Calendar.asp

ワールドツアーのレギュレーション
http://www.fivb.org/EN/BeachVolleyball/Document/2018/2018_FIVB_BVB_Sports_Regulations_V1.9.16.04.2018.pdf

 以前、話に聞いたところでは、ビーチバレーは、インドアの代表チームに比べて、選手個人でのマネジメントや手続き作業、費用面などの負担がとても大きいとか。そういう中、果敢に日本から世界に飛び出しチャレンジしている日本人選手、そしてビーチバレー界があるということを、日本バレー界全体の刺激にもしなければいけないと思います。
 みんなで、ビーチバレーボールへの応援もアツくしていきましょう!
 ※今回情報提供にご協力いただいた、Yoshihiro ATSUMI(@yoc0416)さん、ご協力どうもありがとうございました。

(2018年)

2018年1月17日水曜日

過去のいろいろ

全日本コーチブラン氏が語る



バレーボールのプレースタイルの変遷



伝説の名セッター猫田勝敏のプレーが観れます。






世界の大逆転劇



FIVB volleyball history





1964年東京オリンピック 東洋の魔女




(2018年)

2017年11月30日木曜日

v premier league 2017/18

2017/18シーズンのVプレミア男子は、
例年以上に、世界のビッグネームな選手が、
日本でプレーしていると思います!
ぜひ、みんな試合会場に足を運んで直に観てください!

ジェイテクト:マテイ・カジスキー(ブルガリア)


豊田合成:イゴール・オルムチェン(クロアチア)


パナソニック:ミハウ・クビアク(ポーランド)


東レ:ギャビン・シュミット(カナダ)


JT:トーマス・エドガー(オーストラリア)



(2017年)

2017年6月4日日曜日

世界のバレーを観なきゃ損(FIVB World League 2017)

 ワールドリーグ2017が開幕しました。今回は、FIVBからYoutubeにてライブ配信されており、いつでも海外勢同士の試合を観ることができるようになっています。


 昔は、と言っても今から20年30年前と比べての話ですが、日本国内ではめっきりバレーボールの国際大会のテレビ中継が減っていき、無くなっていき・・・。世界の日本のバレーボールのいろいろが大きく溝を開けられ、遅れをとっている中、本来はもっと世界のバレーボールをみんなで観て、参考にしていきたいのにそれができない時代が続いてきました。

 でも今は、こうして日本チーム以外の試合を簡単に観ることができます。
 残念なことに、例えば中学生や高校生、大学生などで日夜必死にバレーボールの練習に打ち込んでいる選手や指導者の中の多くの人が、海外のチーム、選手や指導者のことを知らないことが多いです。きっと練習や指導が忙しくて、試合を観るゆとりがないのかもしれませんが、今回のワールドリーグのように、ネットでライブ発信しているとなれば、誰でも今まで以上に試合を観ることが容易になるはずです。
 ぜひ多くの人に試合を観てほしいですし、特にバレーボールに携わる方々は観るべきだと思います。


 常々感じていることですが、日本国内でバレーボールに携わっている方たちが、世界のバレーボールを話題にしたとき、それが自分がかかわっているバレーとは次元が違うとかであまり関心を示さない人も少なくありません。
 別に自分のチームの練習や指導に生かすために観てほしいとまでは言いません。そうじゃなく、単純にもっとみんなで世界のバレーボールの試合やプレーを観て楽しんで欲しいということを言いたいのです。
 日本のバレーボールの復活とか、発展とか、強化とか・・・そんな難しい課題がいろいろあるわけですが、まず第一歩は、日本のバレーボーラーが、もっと「世界のバレーボールを観て楽しむ」という風土が生まれてくることが、小さなことでも大きな一歩なんじゃないかなと思います。

 カッコいい選手や、美しい選手もたくさんいます。巧みでテクニシャンな選手がたくさんいます。知将がいて、情熱的なコーチがいます。日本では感じられない試合会場の雰囲気も観れます。もちろん、プレーや戦術の参考にもなります。
 今回のワールドリーグ。選手もさることながら、ヘッドコーチの顔ぶれだけでも私は十分楽しいです。

ブラジル :レナン・ダルゾット
イタリア :ジャンロレンツォ・ブレンジーニ
ポーランド:デ・ジョルジ・フェルディナンド
アメリカ :ジョン・スパロウ
カナダ  :ステファン・アンティガ
アルゼンチン:ジュリオ・ベラスコ
フランス :ロラン・ティリ
セルビア :ニコラ・グルビッチ
オーストラリア : マーク・レベノフ
ドイツ : アンドレア・ジャーニ
中国  :ラウル・ロザノ

 いろんな楽しみ方でいいです。とにかく、今、私が必要だと思っているのは、みんなで世界のバレーボールを観たらいいのに・・・ということです。テレビ中継に依存する時代ではなくなってきたのだと思います。テレビ中継が減ったからマイナーだと引け目に思う必要もないのだと思います。ネットで簡単の試合を観ることができるのですから、これからの時代は、視聴者側がいかに積極的にアクセスするか。特にバレーボールに関わる人々の積極的なアクセスが、これからのバレーボールを突き動かす原動力になると思っています。練習が終わった後でも家で観ることができます!朝起きて目覚まし代わりにちょっと観ることもできます!移動途中に乗り物の中で観ることもできます!日本のバレーボール改革の入り口は、みんなで世界のバレーボールを観て楽しむことから。

(2017)

2017年1月5日木曜日

VOLLEYBALL HOT or COOL

 バレーボールを観る者として、コーチングに携わる者として、選手のキャラというのは、当たり前のことですが実に様々で、そのプレースタイルとともに観ているとまた見応えが増します。
 また、バレーボールはよく「集中と感情のバランス」が非常に重要と言われることもあります。自分のメンタリティを充実させパフォーマンスを発揮するということだけじゃなく、ネットの向こうにいる相手のメンタルを上回り、呑みこんで優位に立つということも重要であり、人間のメンタリティがプレーや勝敗に大きな影響を与えます。時には個人のメンタリティが、そしてそれらが影響し合ってチームのアトマスフィアが、同じ人間、同じチームでもパフォーマンスを大きく変えることがよくあります。
 感情を表に出し、自分やチームを鼓舞したりリーダーシップを発揮するタイプ、あまり感情は表に出さず淡々とプレーするもいつも冷静沈着と安定性をもたらすタイプ・・・いろいろあります。「集中と感情のバランス」で考えれば、彼ら(選手たち)は、そのベストなバランスを保つのに適した、自分の表現方法や振る舞いに至っているのだと思います。
 世界のプレイヤーをみていると、スパイカーやブレイクサーバーなどのオフェンシブなプレースタイルの選手にはやはり、ホットな選手が多いですね。一方でセッターやリベロなどディフェンシブな役回りの選手にはクールな選手もよくみられます。
 でも地域性もあって、ブラジルなどはポジションに関係なく、ホットで情熱的な選手が多いです。ラテンの血というやるでしょうかね?これに対しアメリカやロシアなどはクールな選手が多い印象がありますが、それも個人差といったところでしょうか。
 育成世代の子どもたちのコーチングに関わることが多い自分にとって、このようなプレースタイルとメンタルの関連を考えたり、伝えたりすることは大事だと思います。ちょっとそういった視点でみていこうと思います。

 
【HOT(passionate)】

 ホットでアグレッシブなメンタルというのは、自分のパワーを最大に引き上げたり、チームの士気を一気に上げ、さらには相手にプレッシャーを与える効果にもつながります。
 一方で、繊細なコントロールや判断を欠くこともあり、それによって生じたミスが心理的に致命傷になることもあります。ゲーム展開が不調になった時にその修正というのも大事なポイントになってくると思います。

Felipe Fonteles(BRA)


Ricardo Bermudez Garcia(BRA)


Ivan Zaytsev(ITA)


Wallace de Souza(BRA)


GIBA(BRA)


Sérgio Santos(ITA)




【COOL】

 クールなメンタリティは、冷静な状況判断やコミュニケーションをしやすくします。またゲーム展開の好不調に左右されにくく、いつでも巻き返しのチャンスを得ることができると思います。
 一方で、個人のプレーがしっかりしていれば周囲への安心や信頼を集めるも、プレーが安定しないままクールでいるのは逆にチームの不安感を増大させます。チームに活気が無くなり消極的な空気に包まれてしまうので、クールなスタイルをとる場合には、個人の確固たるプレーへの自信と信頼が求められると思います。

Robertlandy Simón(CUB)


Leon(CUB)


Paweł Zagumny(POL)


Lucas Saatkamp(BRA)


Matt Anderson(USA)


Simone Giannelli(ITA)


 
 ちょっと昔の日本のバレーボールで強烈に印象に残っているのが、ロシアから来てJTで活躍したサベリエフ(Ilya Savelyev)という選手。彼は超クール派で絶対笑顔を見せませんが、まあまあ得点をもぎ取りまくります。一方同時期にブラジルから来た、現サントリー監督のジルソンは、まさにブラジルらしい情熱的なプレースタイル。今から15年くらい前の日本で、こんな魅力的で好対照なキャラの選手が日本で戦っていたのだと今さら気づかされます。 



最後に、2000年のシドニー五輪の男子のゲームから。
ユーゴスラビアとロシアの試合ですが、ロシアには先ほど紹介したクールなサベリエフが活躍しています。
対するユーゴには、グルビッチ兄弟がいて、この兄弟もホット&クールが対照的です。
兄のウラジミール・グルビッチはアタッカーでアツく、弟のニコラ・グルビッチはセッターでクールなスタイルで、いずれもチームにはなくてはならない存在でした。



今回は、バレーボールにおける選手のキャラクターのホット、クールの視点で何となく書いてみました。バレーボールを観るみなさんは、どちらのキャラクターがお好きですか?プレーをされているプレーヤーのみなさんは、ホット派ですか?クール派ですか?自分が一番力を発揮しやすいのは、またはチームが力を発揮しやすいのはどういったキャラでしょうか?見つけてみるのも面白いと思います。


(2017年)

2016年7月2日土曜日

2015年9月15日火曜日

2014年8月12日火曜日

オリンピックで見える変遷

やっぱり日本にいてバレーを楽しんでいるみなさんには、もっと世界のバレーに目を向けていただけたら、もっと楽しくなるのになぁと思っています。
サッカーや野球では、それぞれやったことがない人でも、外国の有名選手の名前は出てきますよね?メッシ、C.ロナウドとか、ジーターとかロドリゲスとか。
でもバレーを一生懸命やっているのに、ブラジルやロシアの選手一人も知らないのはもったいないなと思います。

どのスポーツ競技もそうですが、バレーボールも「オリンピック」がいろんな意味でのターニングポイントや観る目の試金石となり、その前後の歴史を紐解きながら改めて観ると、大変興味深いです。
また近年では日本でも、バレーでもテクニカルな議論が活発になっているので、そういった視点で見直してもとても面白いです。

下に5試合紹介しています。
 最初の、日本―アメリカの試合なんかは、両チームともそうそうたるメンバーで、しかもプレーの質もすばらしい。
 アトランタオリンピック決勝でのイタリア―オランダの試合は、イタリアの豪華メンバーのすごさと、
激戦以上の激戦で歴史に残る大勝負。
 シドニーオリンピックでは、魂あふれるユーゴスラビアが金メダル。
 ペキンオリンピック決勝でのアメリカ―ブラジルは、21世紀最強と言われたブラジルバレーを
どのように打ち破ったのか、大変興味深い試合となりました。
 そしてロンドンオリンピック決勝でのロシア―ブラジルは、北京からの流れを集大成したかのように、それぞれの国でブラジルバレーのエッセンスを標準化し、それに加え、選手トータルのチーム力をどうコーディネートしたか・・・。

どれも、バレーを知る上ではとてもいい刺激になると思います。








Brazil - USA Olympic Games, Beijing, Final part II 投稿者 raylight234




(2013年)