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2019年4月30日火曜日

平成から令和へ バレーボールの今

みなさんおはようございます。
いよいよ、今日が改元の日、時代が平成から令和になりますね。
時間の流れだけで考えたら、大したことではないかもしれませんが、でも新しい天皇の即位とか改元とかって、生きているうちに何度かもあることではないので、記憶に残る日をみんな眼にするんだろうと思います。
個人的なことになってしまいますが、この平成は、自分がバレーボールというものに出会い、そしてその世界に浸かっていくという、自分でも想像できなかった出会いをしていった時代でもあります。

さて、バレーボールをオリンピックの金メダルで見ていくと、

1992年 バルセロナ 男子:ブラジル     女子:キューバ
1996年 アトランタ 男子:オランダ     女子:キューバ
2000年 シドニー  男子:ユーゴスラビア  女子:キューバ
2004年 アテネ   男子:ブラジル     女子:中国
2008年 ペキン   男子:アメリカ     女子:ブラジル
2012年 ロンドン  男子:ロシア      女子:ブラジル
2016年 リオデジャネイロ 男子:ブラジル     女子:中国

となっていきます。
昭和の時代は、日本の名も世界の中で光を放ったこともありますが、平成時代では日本のバレーボールは低迷から抜け出せていないですよね。日本では、平成になる直前にVリーグが設立。プロ化を目指す動きもありつつ、断念を決定して平成の時代を迎えることになります。平成になってから、Vリーグでは、少しずつ著名な外国人選手が日本でプレーすることが出てきて、近年では監督やコーチが外国人であることが普通になってきましたね。


平成元年(1989年)のバレーボール








1992年バルセロナでは、男子予選リーグ、日本対アメリカ戦は、いったん米国の勝利と決まったが、一夜明けて日本の逆転勝利となった出来事は、当時まだバレーボールと出会っていなかった自分でも記憶に残っている出来事です。
 フルセットの熱戦の末、五輪史上初の3連覇を目指す米国の勝ち、とされた試合だったが、国際バレーボール連盟(FIVB)は、翌日に開いた裁定委員会で「第4セットは審判の不手際で負けた」と主張する日本側の抗議を認める異例の裁定を下した。結果、試合は3-1で日本の勝ちとなったが、アメリカの選手たちは次の試合から全員がスキンヘッドで戦うという出来事もありましたね。


1996年アトランタでは、当時世界のバレーのトップに君臨した、名将ベラスコ率いるイタリア男子のスター軍団に、世界を驚かせる平均身長の高さのガリバー軍団と称されたオランダとの激闘が印象に残っています。自分が一番好きな試合の一つです。


平成という時代に間に、西暦2000年代に突入し、世紀も変わり21世紀となりました。2000年代になってからの現代バレーボールは、ブラジル男子の戦術が世界の主流となっていきます。
組織的なブロックや攻撃枚数を増やしたシンクロ攻撃などで、しばらく敵なしだったブラジル男子。そんなトップを走るブラジルをとらえようと、アメリカやロシア、ポーランドやイタリアが挑んでいく構図が見ごたえありました。
中でも、ロンドン五輪決勝での、ロシア対ブラジル戦は、個人的には歴史的な試合だったと思っています。 




 日本における平成から令和への改元という時代の変化は、世界の中では大したことのない出来事かもしれません。しかし、日本では令和になってすぐに、2020年の東京オリンピックが開かれます。
 これからの世界のバレーボール、そして日本のバレーボールはどのような進化、変遷をたどっていくのでしょうね。




(2019年)